ポールキャスナー 薪ストーブのある生活

日本における草分け的存在が贈るカントリーライフの提案。薪ストーブにまつわる様々なストーリーをお届けします。

キッチンガーデンと緑汁

田舎暮らしの魅力の一つは有機農業の畑作りです。

土に肥やしと汗を加えて、種を蒔きます。

太陽と水と適切な温度があれば芽が出て育ちます。
毎日その植物の成長変化を見るのが私の楽しみの一つです。

 

キッチンガーデン

有機農業では化学肥料や殺虫剤や除草剤をいっさい使いません。
虫害の時は手で取ったり、防虫ネットをかけたり、木酢液などで押さえる程度でやります。
多少虫の被害があっても、自分たちの食べる分が採れればいいでしょう。
有機農業の基本は土作りなので、元気な土があればそれほど虫害はひどくないはずです。


イタリアン・ケール(恐竜ケールとも言う!);イタリアのカンパニア地方の野菜です。
ミネストローネの材料です。
ローマ時代からあり、パスタやピザより古い料理だそうです。

私は18年間菜食主義(ベジタリアン)でしたが、今でも80%以上菜食です。
残りの20%は乳製品と卵と魚や鶏肉です。
牛肉は年間3~6回だけ、豚肉は食べません。
(駒ヶ根名物のソースカツ丼を食べたことはありません!)
そんな私にとっては畑作りはとても重要です。

畑作りのもう一つの楽しいことは、
普通は売っていない珍しい野菜の種を蒔いて育てること。
農業のためには虫害や病気に強い、そして出荷してもキズがつきにくいなどの条件があり、
ハイブリッドの植物が多いわけです。
遺伝子組み替えのものもあります。

昔の品種はだんだんと手に入らないようになってきて、
地球から絶滅の恐れがあるほどだそうです。
そうすると遺伝子も減るというわけで、シードバンクが増えています。
ノルウェーにあるスヴァールバル世界種子貯蔵庫では世界の種を集めて保存している。
昔の品種のほうが美味しいと思います。
昔の品種をなるべく蒔きたい!
旅先や通信販売での購入や、アメリカの親戚にお願いして昔の種を手に入れています。


日本では珍しいアメリカやヨーロッパの品種の種です。


パープルバジル;スイートバジルよりも香りが高い。
この色のバジルは、さすがシソ科とわかりますね。


ディル;魚料理(スモークは特にうまい)、プックル、ドレッシングなどに。
種もスパイスとして使います。
一回蒔くと種がこぼれて自然に増える。


セージ;魚料理も肉料理も合います。
薬草としてイージプットの古来時代から使われているそうです。
サイモンとガーファンクルの有名な歌「スカボローフェア」
パーセリーセージローズマリーアンドタイムのセージです。


ゴールデンズッキーニ


バナナピーマン;甘いものと辛いものもありますが、見た目は同じです!


米茄子;日本のナスより肉がくずれない。イタリア料理に適しています。


スイスチャード。
夏のほうれん草といわれます。
ほうれん草のような青野菜は熱さに弱いの春秋冬しか育てません。
スイスチャードは夏中収穫できます。


朝の収穫です。
春野菜の終わりと夏野菜のはじめはとてもカラフルな盛り合わせになります。


ストーブトップの野菜料理!これをタイ風(台風!)カレーにしました。

 

ケール(Brassica oleracea)

最近ではガーデンセンターやホームセンターで珍しい苗を売っていますので、
昔に比べて面白い野菜やハーブが楽に手に入るようになりました。
それにしても日本ではなかなか手に入れにくい野菜の種が多いです。
その一つがケールです。

ケールはカルシウムをはじめ、葉緑素の多い植物です。
観葉植物としていくつかの種類があり、そして食べられますが、
葉緑素の多い種類は南信州では見つかっていません。
ケール(Brassica oleracea)は地中海地方沿岸が原産でキャベツの原種だそうです。

私は健康のためにケールの種をアメリカの兄から送ってもらっています。
春用と秋用の2種類を作っています。
もちろんお料理に使っていますが、
たっぷり葉緑素をとるため主に生ジュースにしています。

 

 

ケールで作る栄養たっぷりの生ジュース

先ずは手動式のジューサーを紹介します。
これは20年前に購入しました。

日本製のジューサーですが、
クランクのところからかなりジュースがぼたぼた漏れてしまうので、
パッキンを付けて修理しました。

これで野菜を砕いてパルプとジュースが出ます。
手動式のジューサーの特徴は、
ジュースに熱が行かないので栄養分が多く残ります。


上記のジューサーで砕いた後、ナイロン製の袋に入れてジュースプレスで絞ります。

少し作るなら手動式でもいいのですが、
たくさん作る時は熱の少ないタイプのジューサーを使っています。

これは30年前にアメリカで買った「チャンピオンジューサー」です。


モーターはパワフルなので、かなり堅いものでもジュースにできます。


ケールは栄養がたくさん入っている植物です。
β-カロテン、ビタミンK、ビタミンC、カルシウム、そしてIndole-3-carbinol。
ジュースにすれば一度にたっぷり身体が吸収します。


チャンピオンジューサーはパルプを分離し吐き出す仕組みですので、
永遠にジュースを作ってもパルプが詰まらないのが特徴です。

今は野菜が一度に収穫を迎えるので食べきれない。
なのでケールだけではなくて、レタス、ピーマン、キュリ、トマト、ニンジンも混ぜてジュースを作ります。


ケールジュース


泡が多いときはステンレスの網で漉します。


ケールジュースの味がかなり強い(きつい!)ので、レモン汁を加えます。


毎日の健康のためにいかがですか?
収穫の多い時、使い切れない時はジュースが一番です。

 

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