白海老かき揚の冷やしうどん
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8月のはじめに金沢へ行く機会がありました。
あまり観光らしいことはできなかったのですが、
その帰りにどうしても日本海の「青」が見たくて
能登半島の入り口 “氷見”へやってきたのです。
真っ青な空に入道雲がわきだし、夏いっぱいの景色・・。
こんな空と海を見ていると背中に羽がはえ、とんでいけそうな気がします。
氷見の港にある魚市場では
今が旬の「岩牡蠣」をはじめとする
富山湾でとれるキトキトの(新鮮な・・という意味の能登言葉)海の幸がいっぱい。
真牡蠣は「Rのつかない月」、May,June,July,August、
すなわち5,6,7,8月は産卵期で食用には適さないとされていますが、
天然の岩牡蠣は逆に春から夏に旬を迎えます。
とにかく身が大きくてひと口では食べられないくらい・・。
市場で並んでいたのをそのままひとつ、いただきました。
身の大きさに比例するおいしさ・・というか、
最近食べたものの中で「一番!」美味しかったかも。
お肌にもいいらしい、是非また食べたいものの一つです。
グリコーゲンのほか、必須アミノ酸をすべて含むタンパク質、
カルシウム、亜鉛などのミネラルなど
多くの栄養素が多量に含まれ「海のミルク」と呼ばれているのは有名です。
この岩牡蠣と並ぶ、富山の夏の味覚が「白海老」。
様々なお土産品などに加工され、
北陸の道の駅ではいろいろに姿をかえた白海老を見かけます。
とれる魚の種類の多さが抜群の富山湾では、
神通川が流れ込んだ先に「藍甕」あいがめ、と呼ばれる
水深300~600mの海底谷があり、
白海老はそこに群れをなして住んでいます。
体長6センチ程度のちいさな海老で新鮮なものは淡く透き通ったピンク色。
刺身や揚げ物、様々な料理で楽しめます。
今回のクッキングはこの「白海老」を使って
暑い夏にも元気を連れてきてくれそうな
「白海老かき揚の冷やしうどん」を作ることにしました。
白海老かき揚の冷やしうどん
- 白海老(桜海老などでも代用可)…100gくらい
- 玉ねぎ …1個
- 人参 …1本
- 刻み昆布 …適量
- 天ぷら粉 …適量
- 玉うどん …人数分
- めんつゆ、薬味(ネギ、生姜、茗荷など) …適量
1.鍋にたっぷりと湯を沸かしておく。薬味なども刻んでおく。
2.玉ねぎはくし切り、人参は細切りにする。
ボウルに天ぷら粉を大さじ3ほど入れ,多少粉っぽさが残る程度に冷水を加える。
3.溶いた天ぷら粉の中に細く切った玉ねぎと人参、
ひとつかみ分の刻み昆布を入れ、よく混ぜる。
4.最後に白海老を加え、さっくりと混ぜ合わせる。
5.湯の沸いた鍋に玉うどんを入れ、しばらくしたら箸でほぐす。
火からおろしそのまま予熱で麺をあたためる。
麺がほぐれて柔らかくなったら、ざるにあげ冷水で冷やす。
お皿に盛って氷をところどころのせておく。
6.ロッジキャンプダッチオーブンをトライポッドにつるし、
サラダ油を底から2センチくらい入れて火にかけ、予熱する。
7.先ほど混ぜておいたかき揚の種をスプーンなどでひとすくいずつ揚げていく。
8.裏返してこんがりキツネ色になるまで揚げたらお皿に盛ってできあがり!
クックウェア: ロッジ »キャンプダッチオーブン
◆
暑い暑い毎日です。
我が家の庭の梅の木の下、日陰を選んでキリムを広げました。
遊牧民の食事時のように車座になって
「白海老かき揚と冷やしうどん」を食べます。
あまりの暑さに食べている最中もどんどん溶けてしまう氷・・、
さっきまでの日陰が太陽が動いて日向になり、
じりじり「暑ち~!あち~!」なんて言いながら。
でもみんなで食べているとおいしくて・・、やめられません。
白海老のかき揚をかじりつつ夢中でうどんをすする。
夏休みの子どもたちは毎日、虫捕り、プール、宿題にと忙しそうですが、
今年も夏バテ知らずで過ごしています。
ひぐらしの山里
あさぼらけ、
まだぼんやりと薄暗い森のあちこちからひぐらしの鳴く声がきこえます。
山々の木がその枝先につけた鈴を振っているのか、と思うような
蝉時雨のなかでのまどろみ。
「かな、かな、かな、かな・・、」
遠くからも近くからも重なり合うひぐらしの合唱を
夢うつつで聞くともなしに聞いている・・、
ほんの1時間ばかりのひとときが好きです。
蝉はその一生のうち、幼虫として地中で暮らす期間が長く、
成虫になり短い夏の日々を鳴き暮らすのはほんのわずか・・。
今、鳴いているひぐらしも地面の下で夢見る時を何年も過ごしてきました。
7年前にこの家へ私たちがやってきたとき、卵からかえった蝉もいるかもしれません。
7年という年月には、大雪があり、地震が2度もあり、大雨も降りました。
赤ちゃんだった子が小学生へと成長するほどの長い道のりです。
長い時を越えて生を全うするための準備をしてきた小さな命。
わたしは自然の中で生まれた命の歌声を聞き届け、
慈しみ、静かに受け止めていきたい、と思っています。

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