薪は乾いていますか?
薪ストーブの燃料の薪。
どんな薪が良い薪でしょうか?
それはきちんと乾燥した薪です。
薪が乾燥しているしていないはストーブの調子に大きく影響します。
乾いていない薪を使用すると様々な問題が生じる。
まずはなかなか火力が上がりません。
なぜなら薪に残っている水分が蒸発してから薪が燃えるため。
まず蒸発にエネルギーが奪われ、その分の熱は暖房に利用できません。
立ち木の含水率は50%以上です。
乾燥薪の含水率は20%以下と云われています。
薪ストーブに使う薪の最適な水分量は15%〜20%前後です。
焚き付けならばそれ以下でもよい。
薪割りの目的は2つあります。
乾燥しやすくすることと、ストーブに入りやすい大きさにすることです。
薪は周りの空気の湿度に影響されます。
湿気の多いところに保管してもそれ以上乾きません。
保管する時は、風通しの悪い場所、湿気の多い場所を避けましょう。
私の住む長野県駒ヶ根市の冬は非常に乾燥しています。
冬になると尺八をビニール袋に入れて保管しないと竹が割れてしまいます!
薪と気候による湿度は天秤のようにバランスをとっています。
海辺など湿度の高い地域では太陽が当たりやすいように保管しましょう。
1キログラムの薪の熱量;薪の乾燥度と火力の比較
| 1kg | 乾燥度 | 火力 | 単位 |
| 薪 | 50% | 約2,200 | kcal/h |
| 薪 | 20% | 約3,450 | kcal/h |
| 薪 | 0% | 約4,800 | kcal/h |
*50%の含水率の薪を燃やすには火力の約半分がロスになる。
乾燥していない薪の欠点は?
- よく燃えない、火付きが悪い
- 暖かくない、火力が出ない
- 煙突にススやクレオソートが付着しやすい:煙突が早く詰まる、煙突火災につながる恐れ
薪の乾燥方法
直径20cm以上の薪を割って乾燥させる。
割った薪はすぐに棚に積まないで、そのまま外で風や太陽が当たるように積みあげる。
雨が当たっても問題はありません。
薪を割らないと水分の蒸発は切断面からしかできないので乾燥に時間がかかります。
割れば水分が抜ける表面積が増えて6ヶ月から1年で乾燥できます。
なるべく皮を下向きにして、割った面を上に向けたほうがいい。
割った面を上向きにして数週間そのまま風と太陽に当てる。
含水率計
薪焚き人にとって含水率計は必需品です。
私は35年以上日本で薪ストーブを使っていますが、自分の作った薪なら乾燥度がわかります。
いつ割ったか分かるし、保管の管理もしています。
しかし、それ以外の薪だと見ただけで判断するのは難しい。
正確に薪の含水率を計るには含水率計をおすすめします。
含水率計の使い方:
- 計りたい薪を斧で新たに縦割りします
- 木の筋の方向に(縦方向)針を4mmほど差し込む
- スイッチを"ON"にして測定します
- 同じ薪を3〜4カ所を計り平均を計算します
- 20%を大きく越える数値が出たらまだストーブで使用しません
2011年12月に作った薪はまだまだ乾いていません。まだ燃料になりません。
1年程度乾燥した15cmの薪です。18%は薪ストーブの燃料として最適です。
焚き付け用の薪です。もともと細く割ってあります。1年以上屋根下で乾燥したものです。

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