2010/4/10
宮崎 タグ:
リス,
森,
薪ストーブ | カテゴリー:
リス,
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森で遊ぶのに、とてもいい季節になりました。 森にひたれば、風がちがいます。
匂いも、水の音や光も、森には独特の生命力があって勇気づけられます。
木々からのフィトンチッドが、わたしたちの体を清冽にみがいてくれるからなのでしょう。
そんな森で薪あつめをするのもいいものです。
野鳥もいちばん元気な時期なので、小鳥たちのさえずりはまさにバックミュージックです。
森のなかは、ほんとうに見るところがいっぱいあって、ひとつひとつに気くばりしていると不思議があまりにも多すぎて時間がどんなにあってもたりません。
動物たちには、直接出会うことはできなくても、森にはたくさんのサインがあります。
足元には、リスが松ぼっくりを食べたあとの「エビフライ」が落ちていたり、ノネズミの小さな巣穴を見つけたりもできるからです。
そうしたちょっとした痕跡にであって想像するだけで、楽しい時間がどんどん通りすぎてしまいます。
森とは、まさにそんな教科書のない教室のようなところです。
そこで、あなたたちはどんな発見に出会えることでしょうか?
そんな人間を木陰からそっとリスが見ているかもしれません。
今月は駒ヶ根の「薪ストーブライフ フェスティバル」で、森の生きものたちをテーマにしたミニギャラリーをしますのでぜひお出かけください。
ズクショップ5周年イベント
薪ストーブライフ フェスティバル
ENJOY!! WOODSTOVE LIFE FESTIVAL
開催日:4月29日(祝)
時間:10:00~16:00
会場: ZCOO-SHOP(ズクショップ)
ファイヤーサイド本社ショールーム内
(長野県駒ヶ根市赤穂497-871、中央道駒ヶ根ICより3分)
問い合わせ:0265-82-7366
2009/6/28
宮崎 | カテゴリー:
リス |
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「カサッ カサッ カサッ カサッ … 」
朝になるとこんな音が、仕事場の布団の中まで聞こえてくる。
これは、リスがヒノキの幹を逆さになって降りてくる、音だ。
垂直の幹を後ろ足の爪で体を支えながらまっすぐに降りてくるので、一歩ずつ小刻みにつかう爪の音がこのように聞こえてくるのだった。
ヒノキの幹は、部屋から3mほどしか離れていないので、このようなちょっとした野生の爪音にも生命が感じられてうれしくなる。
ボクの仕事場は、中央アルプス山麓にある森に囲まれた高原。
ここはリスがふつうに生活していた場所なので、その森に家ができ庭が出来ても、当たり前のようにリスたちが遊びにくる。
やってくるリスの数はその年によって増減がある。
多いときには最大で6頭。少ない年では1頭だけのこともある。
平均すれば、3頭ほどのリスが庭に毎年やってきているといったところだろうか。
しかし、このリスたちにも互いに連帯感はなさそうだ。
それぞれに単独で自分の世界を生きているらしく、2頭仲良く肩を並べているというようなところは見たことがない。
とにかく、3m以内にほかのリスが近づいてくると、順位の高いものが猛烈に追い払うのだから、互いに認識していることはたしかなようである。
可愛らし顔をしていても、生きることに関しては厳しいのである。
こんなリスたちなので、それぞれに巣のある場所も違うようで、庭へやってくるのにもそれぞれに通勤コースがある。
あるリスは、西からやってきて、帰りも西へ。
また、あるリスは南からやってきて、やはり南へ帰って行く。
もちろん、東からやってきて、東へ帰るリスもいる。
それぞれに、ちゃんとコースが決まっていて、そのルートを毎日勤勉に通っているところがおもしろい。
人間の作った塀の上も、軒下や屋根の上だって彼らにとってはちゃんとした「けもの道」だ。
ある日、東へ帰るリスが仕事場のテラスから必ずヒノキの幹に空中ジャンプしていくことがわかった。
毎日そのコースを使うので、ならばリスの空中浮揚シーンを撮影してしまおうと、ボクは考えた。
そのジャンプシーンはあまりにもスピードが速いので、目で動作を確認してカメラのシャッターを切ることはできない。
そこで、空中に赤外線センサーを張り、そのセンサーで動作をキャッチして自動撮影カメラに連動させるというハイテク装置で狙ってみた。
ある日のカメラに、空中にリスが宙返りする姿が写されていた。
頭を下に向けて、後ろ足が上になっているのだ。
跳び発つときは、頭を上に向けて後ろ足で力強くジャンプしているのに、着地すべきヒノキの幹が近づくころにはまるで新体操の月面宙返りのようにスタイルが逆転していたのだった。
リスが幹に飛びつく瞬間に逆さになっているとはまさに新発見だったが、そう言えば垂直の幹を逆さまに降りてくるときも後ろ足の爪をつかって体のすべてを支えている。
このことから、リスは後ろ足が最大の武器であることに気づいたのである。
着地のときに頭を上にして幹にしがみつけば、リスは顎をしこたま幹にぶつけてしまうということになる。それをしないためにも、まずは逆さまになって後ろ足の爪で幹をつかみ、そのあとで手をつけば安全に自分の身を確保することができるからだ。
ふだんはリスの動きが速すぎて、このようなスタイルなどを見たこともなかったが、写真という静止画を撮ってみて、庭に毎日遊びにくるリスにも、実はこんな特技があったとは驚きである。
そんな森の軽業師リスは、ボクの前では本当にいろんな顔を見せてくれる。今日はなんとボクの仕事場のベランダの手すりの上で、ひなたぼっこをしながら居眠りをしてしまった。ボクの庭が余程居心地が良いのだろうか。
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